ドイツで風邪をひくと、いつもナーバスに ②ハーブ由来の薬を服用する

症状が改善されず、他の諸症状が出てきたら薬の飲み時。
薬局へGo!薬剤師の登場だ。
やはりハーブ由来の薬を中心に推奨される。
といってもホメオパシーの類ではなく、医者からも処方される薬だ。

  1. 鼻づまり・初期の副鼻腔炎には、Sinupret® forteまたはExtract。(シヌプレット)
    主成分:ニワトコ、バーベナ、リンドウの根、スイバハーブ、桜草。
    他、自然由来でない化学物質も含む。
  2. 咳や痰には、GeloMyrtol® forte。(ゲロミルトル)
    主成分:ユーカリ、甘いオレンジ、マルトル(ギンバイカ)、レモン。

forte(フォルテ)と書かれているとおり強いので、シヌプレットは12歳以上、
ゲロミルトルは6歳以上の年齢制限がある。

「身体にも優しいし、効き目抜群!」
と、どこの薬局に行っても、薬剤師から推奨される2品で、
大抵のドイツ人は知っており、服用したことがあると思う。
この言葉を信じ、私も数年愛用(愛服?)してきた。
しかし、本当に効能があるかは疑問だ・・・。
私の経験に限って言えば、即効性はまったくない。
2週間ほど服用して、やっと回復してきたなー、と感じられる程度だ。
これは言いかえれば、2週間近く薬を服用しながら風邪の状態が続いている、
ということでもある。
案外このことが、非常に身体を疲れさせるのだ。

これらの薬を服用していなかったら、もしかしたら本当はもっと酷い風邪や気管支炎、
咽頭痛に発展したのかもしれない。
これら薬のおかげで、悪化するスピードが緩んだのかもしれない。

でも2週間は私には長すぎる・・・。

特にゲロミルトルは身体に合わないらしく、服用して3日目ぐらいから胃腸痛と下痢になるし、
空腹時に薬のにおいがゲップとともに上がってくるほど強いのだ。

これで治ってくれば、まだいい。ツラかった2週間も報われるというもの。
残念ながら今回は、改善するどころか、さらに悪化の一図を辿り、
顔面痛・歯痛までに発展してしまった・・・。