イースター休暇まで休校に

3月13日金曜日の早朝、ここバイエルン州においても全学校の休校が決まった。

今回のコロナウィルスに対する休校の可否は、ドイツでは州に一任されている。
早い州ではもう休校が始まっていたし、昨日の木曜の時点で、
休校となった際の”子どもの宿題&課題の送信先メールアドレス”を
連絡するよう知らせが来ていたから、特に何の驚きもなかった。

安部首相の突然の発表は衝撃的だった。こんな大事なことを
教育現場への事前通知や用意もまったくなく、発表したのだから。

それまでのモヤモヤ、モタモタした対応から、一気に違う所に突き進むような、
なんというか、いつもタイミングや的が微妙にずれているように当時は感じたけれど、
今ではイタリア周辺国はほとんど一斉休校に踏み切っている。
日本っていつも、他国から揶揄され、時に称賛される不思議な国である。

さてバイエルン州の学校は、週明け3月16日から4月3日まで休校し、
その直後2週間のイースター休暇に入る。
トータルで5週間。当然子どもたちは大喜び!

だが、親もそんなに悲観してないのが日本と違うところ。
もともとドイツの学校は休暇が多く(年に14週間の休暇がある)、
その現実に、社会や企業だけでなく親も考慮しているから、
突然の休校にそれほど慌てることはないのだろう、と私は思っている。

実際、子どもが学校という集団の場でコロナウィルスに感染し、
それを自宅に持ち帰る方がずっと怖いのだから。

反抗期まっさかりの子を持つ親は、けっこうブルーだろうが、
我が家は4学年と1学年なので、まだ親と一緒にいても平気だし、
普通に喜んだりもする。
まあ、ぼちぼち過ごして、日本語をやり直す良い機会?かな。